ターミナルのコマンドプロンプトの表示形式を変更する方法について紹介します。
目次
PS1で設定されている
環境変数 PS1
でプロンプトの表示形式が設定されています。echo $PS1
で現在の設定を確認できます。
hostname:directoryname username$ echo $PS1
\h:\W \u\$
主な特殊文字
特殊文字 | 説明 |
---|---|
\H | ホスト名 |
\h | ホスト名のうち最初の . までの部分 |
\t | 現在時刻(24 時間制の HH:MM:SS 形式) |
\T | 現在時刻(12 時間制の HH:MM:SS 形式) |
\u | ユーザー名 |
\w | 現在のディレクトリ名(フルパス) |
\W | 現在のディレクトリ名 |
その他の特殊文字は、 man bash
でマニュアルを開いた後、 PROMPTING
セクションで確認できます。
PS1を変更
一時的な変更
環境変数 PS1
を更新します。
例として、 \W $
から \t \W \$
に変更してみます。
inbox $echo $PS1
\W $
inbox $
inbox $PS1="\t \W \$"
15:42:22 inbox $
15:42:25 inbox $echo $PS1
\t \W $
PS1="\t \W \$"
で更新できました。
しかし、再度ログインすると元の設定に戻ります。
常時反映したい場合
ログイン時に環境変数を更新することで、常時設定を反映した状態にできます。
ログイン時に .bash_profile
が読み込まれるので、ここに処理を記述します。
vi .bash_profile
PS1
を更新する処理を追加します。
PS1="\t \W \$"
ターミナルを開きなおすと設定が反映されていることを確認できます。