Linuxで新規ユーザを登録する流れと、ユーザの管理を行う際に利用するコマンド(useradd, passwd, groupadd, usermodなど)について解説します。
目次
新規ユーザ登録の流れ
1. 管理者がrootでログインして、ユーザ名
と仮パスワード
を登録する。
2. ユーザはユーザ名と仮パスワードでログインし、自分だけが知るパスワードに設定し直す。
ユーザ関連のコマンド
ユーザ登録
コマンド | 概要 |
---|---|
useradd ユーザ名 | ユーザの登録 |
passwd | 自分のパスワードを設定 |
passwd ユーザ名 | スーパーユーザが指定ユーザのパスワードを設定 |
グループ登録
コマンド | 概要 |
---|---|
groupadd グループ名 | グループの追加 |
groupdel グループ名 | グループの削除 |
groups | 自分の属しているグループ名の表示 |
gpasswd -a ユーザ名 グループ名 | 指定グループにメンバを追加 |
gpasswd -d ユーザ名 グループ名 | 指定グループからメンバを削除 |
groupmod -n 新しいグループ名 グループ名 | グループ名をnewnameに変更する |
その他ユーザ関連のコマンド
コマンド | 概要 |
---|---|
usermod | ユーザー・アカウント情報を変更することができる。 (ユーザのホーム・ディレクトリやアカウントの有効期限など。) |
wall | ログイン中の全ユーザーのターミナルにメッセージを表示。 |
w | ログイン中のユーザを表示。 |
su | ユーザを変更。su - でルートユーザに変更。 |
sudo | 指定ユーザーでコマンドを実行。-uオプション でユーザを指定。デフォルトではroot権限。 |