lessコマンドの使い方を解説します。lessコマンドは、「ファイル閲覧」や「ログ監視」などで活躍する便利なコマンドです。
目次
起動
ファイル内容を表示
less [ファイル]
別コマンドの実行結果を表示
画面に収まらない出力を確認したいときに便利です。
[別コマンド] | less
起動時オプション
起動時に利用すると便利なオプションです。
行番号も表示
less -N [ファイル]
長い行を折り返さない
less -S [ファイル]
閲覧中コマンド
ファイル閲覧中に実行できる操作です。
閲覧終了
:q
で閲覧終了できます。
行移動
コマンド | 説明 | 利用例 |
---|---|---|
j | 1行下へ | |
k | 1行上へ | |
f | 次のページへ | |
b | 前のページへ | |
g | ファイル先頭へ移動 | |
G | ファイル末尾へ移動 | |
[行番号]G | 指定行に移動 | 70G で70行目に移動します。 |
現在位置確認
:f
と入力すると、以下のように現在位置を確認できます。
検索
コマンド | 説明 |
---|---|
/キーワード | 前方検索 |
?キーワード | 後方検索 |
n | 次を検索 |
N | 逆順に次を検索 |
ESC + u | 検索ハイライトの表示切り替え |
&キーワード | 一致する行のみ表示 |
ファイル監視
F
と入力すると、以下のように Waiting for data... (interrupt to abort)
と表示され、ファイル監視状態になります。
tail -f
と同様にログ監視などで活用できます。
ファイル監視状態から戻るときは、 Ctrl
+ c
と入力します。