「画面サイズ」や「イベント発生座標」を取得する方法について取り上げます。似たようなプロパティがいくつかあり、目的のプロパティを利用するには、違いを理解しておく必要があります。各プロパティがどういった値を持っているのか実例とともに確認します。
目次
サイズ(幅、高さ)を取得
モニターサイズ
ウィンドウサイズ
などのサイズを取得するためのプロパティが存在します。
iframeの中なのでイメージがつきづらいですが、CODEPEN上の例を表示します。
プロパティ | 概要 |
---|---|
screen.width screen.height | モニターの解像度 |
screen.availWidth screen.availHeight | モニターの利用可能な画面サイズ |
window.outerWidth window.outerHeight | ウインドウサイズ |
window.innerWidth window.innerHeight | ウインドウの表示領域のサイズ |
- 参考
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/screen
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/window.outerHeight
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/window.outerWidth
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/innerHeight
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/innerWidth
イベント発生座標(X, Y)を取得
イベントが発生した座標を取得できるEventプロパティについて確認します。
プロパティ | 概要 |
---|---|
screenX screenY | スクリーン上での座標 |
clientX clientY | ブラウザ上での座標 |
pageX pageY | ページ上での座標(スクロール量が影響) |
offsetX offsetY | 要素上での座標 |
スクロール量を取得
スクロール量を取得できるプロパティについて確認します。
プロパティ | 概要 |
---|---|
window.scrollX window.scrollY | スクロール量 |
スクロールさせるメソッドも存在します。
メソッド | 概要 | 例 |
---|---|---|
window.scroll(x, y) window.scrollTo(x, y) | 特定の座標までスクロール(絶対的) | scrollTo(0, 100) 「x座標=0px」「y座標=100px」にスクロールする。 |
scrollBy(x, y) | 現在の位置から指定量だけスクロール(相対的) | scrollBy(0, 100) 現在位置から「右に0px」「下に100px」スクロールする。 |
- 参考
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/scrollX
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/scrollY
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/scroll
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/scrollTo
- https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Window/scrollBy